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あはは星人がゆく♪
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毎日、これだけの情報があるのですが、、、

毎日、情報を送ってくださる友人がいます。
自分でも調べますが、こういう友人からの情報も参考にさせて頂いております。
すごい長文ですが、今回特別に掲載しますね。



111023 福島の子どもは、低線量被曝のモルモットか@声/「住民は東電に騙されるんじゃないか、と思ってる」 原子力損害賠償紛争審査会

なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~
http://www.dailymotion.com/video/xhlwnx_yyyyyyyyyy-yyyyyyyy-yy-yyyyyy-1_tech
http://www.dailymotion.com/video/xhlwp6_yyyyyyyyyy-yyyyyyyy-yy-yyyyyy-2_tech
http://www.dailymotion.com/video/xhlwpz_yyyyyyyyyy-yyyyyyyy-yy-yyyyyy-3_tech


―――以下見出し―――
福島の子どもは、低線量被曝のモルモットか@声
春が怖い セシウム「花粉」ヤバくないのか
原発存廃「シール投票」で聞く 京都
原発の是非を問うシール投票、65%が「やめる」 金沢
「反原発」追った作品上映へ 山本太郎さんらの活動も
東日本大震災:福島第1原発事故 50代作業員死亡「被ばく無関係」 東電が発表
福島県議会が全原発「廃炉」請願採択 知事「真剣に受け止める」
TPP反対 原発事故の責任とれ
JA・医師会など集会 福島
関西で福島弁で語るフクシマ 避難の吉川さんに依頼次々
柏・高放射線量地:原発由来の雨水 土壌蓄積…文科省調査
【原発】事故時の操作「問題なし」東京電力
「住民は東電に騙されるんじゃないか、と思ってる」 原子力損害賠償紛争審査会 
~上~
事故後7か月にして初めて自主避難者の意見聴取 原子力損害賠償紛争審査会 ~下

建設休止の大間原発公開=再開見通せず―Jパワー
【原発】東電への賠償金請求が1万件超え
<佐賀・玄海町長>実弟の建設会社、発電体験施設も落札
もんじゅ廃止の是非検討 「政策仕分け」分野判明
原発30キロ圏、踏ん張る日本化学産業
島根原発を追う:避難方法の模索/上 防災連絡会議中間報告 /島根
島根原発を追う:避難方法の模索/中 戸惑う自主防災組織 /島根
島根原発を追う:避難方法の模索/下 「30キロ圏に拡大」の指針案 /島根
停止原発も課税、福井県が核燃料税率引き上げへ
誤った手順書で補修し原発自動停止 九電玄海4号機
原発防災対策30キロ圏に拡大 14市町村106万人対象
田原総一朗「ダメだ!」 東電めぐる議論で山本太郎を一喝
原発事故「最後の仕事として追究して」 山本太郎×田原総一朗 対談全文
―――――――――――――
10/22 福島の子どもは、低線量被曝のモルモットか@声
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/5176531.html
 2週間前、息子に配布された外部被曝(ひばく)個人積算線量計(ガラスバッジ)
を幼稚園に返しに行った。息子は妻と隣県に避難し、そこで9月分を測った。
幼稚園の先生に計測結果を知らせてもらえるのか尋ねると、「平均的数値より異常な
値が出た場合だけ知らせる」と聞き、あぜんとした。福島市は最近通知に転じたが、
当初全員通知はしない方針だった。
 そもそもガラスバッジは高放射線量の所で警告音が鳴るわけでなく、単に積算線量
を記録するだけの器具だ。震災直後の高線量の時期にこそ直ちに測定すべきだったの
に、なぜ今頃なのか。
また外部線量より内部被曝の方がはるかに心配なのに、外部被曝量を記録するだけの
器具を配る。
その数値も一部市町村は住民に通知しているが、県は配布の補助だけで後の対応は市
町村任せだ。国から数値分析や健康対策の支援がないことに市町村から批判がもれる。

 思えば原発事故直後、私たちは重大な情報を得られなかった。放射能拡散予測デー
タ、レベル7、炉心溶融。
さんざん情報が隠された揚げ句、積算線量の数値もただ集めるだけ集めて今後の対策
もなく、命を守る礎にされていない。福島の子どもたちは低線量被曝のモルモット
か。私たちは一体何を信用したらいいのか。


春が怖い セシウム「花粉」ヤバくないのか
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4056.html
(日刊ゲンダイ2011/10/21)
奥多摩が異常な高濃度
文科省は今月6日、福島第1原発から放出された放射性セシウム134と137の首都圏の土壌蓄
積量を公表した。都内では奥多摩町の北部が最も高く、1平方メートルあたり6万~10万ベクレ
ルだった。
チェルノブイリ原発事故では半減期30年のセシウム137が3万7000ベクレル以上で「汚染地域」とされ
たが、原発から250キロ離れた都内でも、汚染が蓄積・拡散されていることが改めて分かる。
そこで気になるのは“花粉”だ。自然豊かな奥多摩には多くのスギが植わっている。来
春の花粉飛散量は今年の約3分の1と予想されているが、今年が爆発的に多かったため、
実質、例年並みだ。スギ花粉と一緒に放射性セシウムが飛んでくる恐れはないのか。花粉と放
射性物質が混ざったらヤバいのではないか。
「物凄い高濃度のセシウムが飛んでいるなら、花粉と反応することもあるかもしれない。た
だ今の値なら、まず問題ないでしょう。ディーゼル車の排ガスに含まれる微粒子を吸うこと
で3~4倍の抗体が生み出され、花粉に敏感になることもありますが、こちらは粒子状物
質。セシウムとはまったく別の物質です」(野原耳鼻咽喉科医院の野原修院長)
一方、元立教大学理学部教授の佐々木研一氏(放射能に関わる無機・放射化学)はこう話す。
「セシウムは基本的に土の表面にたまるので、スギが根から吸い上げることはない。ただし葉
には付着します。葉からセシウムが吸収され、花粉の中に取り込まれて飛散する可能性はな
いとはいえない。通常の花粉症より、悪化した症状が出ないとも限らない。これを研究
している大学や機関はおそらくなく、来春にならないと分からないというのが正直なところです」
どうやら研究例がないので、よく分からないらしい。とにかく原発事故の一刻も早い収束が望まれている。


京都新聞
原発存廃「シール投票」で聞く
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20111023000071
原発の是非についてシール投票をする人たち(京都市東山区・京阪三条)
 原発の在り方を問う「原発やめる?続ける?全国投票」が23日、京都市東山区の
京阪三条駅周辺で行われ、市民らに原発の存廃の考えを「シール投票」で聞いた。
 学識経験者や弁護士らが呼び掛け人となり、9日から11月6日まで全国44カ所
で実施している。この日は関西有志の3人がチラシを配りながら街頭で投票を呼び掛
けた。
 家族連れや若い人ら360人が板上の存廃の枠にシールを張り付けた。廃止は21
4人、存続は79人、「分からない」は67人。結果は首相官邸や国会、各電力会社
などに届ける予定。

原発の是非を問うシール投票、65%が「やめる」 (23日) 北陸朝日放送
http://www.hab.co.jp/headline/news0000008310.html
福島第1原発の事故が起きてから7ヵ月あまり。金沢では原発の是非を問う投票が行
われました。投票は国民の考えを確かめ国に伝えようと大学教授や弁護士らの呼びか
けで全国各地で行われています。「原発をやめる」「続ける」「わからない」のいず
れかにシールを貼ってもらうという方法で、金沢市内2カ所で行われました。投票で
は65%の人が「原発をやめる」に投票したということです。なお結果は集計したあ
と総理大臣や国会議員に届けるということです。 (18:01)

「反原発」追った作品上映へ 山本太郎さんらの活動も
http://www.47news.jp/news/2011/10/post_20111020090701.html
 記録映画作家西山正啓さん(62)が、九州の市民団体などによる反原発20+ 件運
動を描いた映像作品「脱原発いのちの闘争」を制作した。10月下旬から福岡や東
京、大阪などで上映される。  映像は、九州電力本店(福岡市中央区)前でのデモ
行進や座り込みの様子などを、市民サイドの視点で記録。俳優の山本太郎さんら市民
グループが7月、佐賀県庁を訪れ、玄海原発2、3号機の再稼働に抗議して知事に面
会を求めるシーンも収録された。
 庁舎内で県職員に制止されて憤る人たちに、山本さんが「職員の皆さんも思いは僕
らと同じかもしれない」と、冷静な対応を求める姿が描かれている。
2011/10/20 09:05 【共同通信】

東日本大震災:福島第1原発事故 50代作業員死亡「被ばく無関係」 東電が発表
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111022ddm008040061000c.html
 東京電力は21日、福島第1原発事故の収束作業にあたり、6日朝に死亡した50
代の男性作業員の死因が「後腹膜膿瘍(のうよう)による敗血性ショック」だったと
発表した。東電はこれまで死因を公表していなかったが、20日、遺族の承諾が得ら
れたという。
 東電によると、男性は8月8日から平均3時間、計46日間作業して被ばく線量は
計2・02ミリシーベルトだった。作業員の死亡は3人目。
 東電は「被ばく線量は小さく、死因と関係ない。過重労働にもあたらない」として
いる。【神保圭作】
毎日新聞 2011年10月22日 東京朝刊


福島県議会が全原発「廃炉」請願採択 知事「真剣に受け止める」
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111021t61003.htm
県内の原発全ての廃炉を求める請願を採択した福島県議会=20日
 福島県議会は9月定例会最終日の20日、東京電力福島第1原発1~6号機(大熊
町、双葉町)、第2原発1~4号機(富岡町、楢葉町)の全10基の廃炉を求める請
願を採択した。原発の廃炉を要請する請願採択は全国初とみられる。

 出席議員53人のうち5人が退席。最大会派の自民党(26人)、民主党や社民党
などでつくる第2会派の県民連合(19人)など議長を除く出席議員47人全員が賛
成した。
 請願は新日本婦人の会県本部(福島市)が提出した。県が復興ビジョンの基本理念
に「脱原発」を盛り込んだのを受け、全原発の廃炉を求めた。
 第1原発1~4号機は廃炉が決まっている。同5、6号機と第2原発は自動停止中
で、再稼働するかどうかは未定。
 退席したのは渡辺義信(自民・西白河)、渡部譲(県民連合・会津若松)、坂本栄
司(同・双葉)、小沢隆(改進の会・河沼)、望木昌彦(無所属・福島)の各議員。
 請願には県も「原発に対する信頼が根底から崩れた今、県としては原子力に依存し
ない社会づくりを進める」と同調する意見を付していた。
 佐藤雄平知事は「第1、第2原発の再稼働はあり得ないと言ってきた。県議会の請
願採択は重く、真剣に受け止めたい」と述べた。
 第2原発が立地する富岡町の遠藤勝也町長は「現状での運転再開は百パーセントあ
り得ず、原発に依存しないエネルギー政策が進められるのは当然」と語った。
 東京電力広報部は「県議会の採択は重く受け止める。第1原発5、6号機と第2原
発の取り扱いは詳細な調査を進めて検討する」とコメントした。
2011年10月21日金曜日

2011年10月22日(土)「しんぶん赤旗」
TPP反対 原発事故の責任とれ
JA・医師会など集会 福島
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-22/2011102201_03_1.html
(写真)TPP反対と?震災・原発事故からの復旧を求めた福島県民集会で、こぶし
をつきあげる参加者=21日、福島市
 大震災と原発事故から7カ月余。事故が収束せず依然として復旧もままならないな
か、福島市で21日、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対し、国と東京電力
に復旧・復興にむけた責任ある対応を強く求める県民集会が開かれました。JAグ
ループと県漁連、県森林連、県生協連が主催し、県医師会、県歯科医師会、県商工会
議所連合会など業界の枠を超えて46団体から800人が参加しました。
 壇上には、「除染なくして福島の復興なし 除染を促進せよ」「地域医療を早期復興し
 国民皆保険制度を守ろう」などの垂れ幕が掲げられました。各分野・団体の代表が「T
PP反対・復旧復興促進」と赤く書かれた鉢巻きをして決意表明。放射能被害を告発す
る訴えに拍手がおこりました。
 原発から10キロ圏内も含む4市町村を管轄するJAそうまの鈴木良重組合長は、
放射能汚染で、飯舘村や南相馬市で稲の作付けがまったくできなかったと告発。「生産
基盤ができないのに、なぜ農業と地域を破壊するTPPなのか」と訴えました。
 県医師会の高谷雄三会長は、TPPによって営利企業が医療に参入すると、お金の
ある人が優先される自由診療などが導入される危険があると指摘。「国民皆保険制度
を守り、TPP参入に絶対反対の立場を貫きます」の発言に大きな拍手がおくられま
した。
 集会は、「さらなる県民各層の理解と支持を得ながら大きな国民運動につなげる」
などとした決議を満場の拍手で確認しました。


関西で福島弁で語るフクシマ 避難の吉川さんに依頼次々
http://www.asahi.com/national/update/1017/OSK201110170070.html
写真:被災体験や民話を語る吉川裕子さん=9月25日、滋賀県長浜市、阪田隼人撮
影拡大被災体験や民話を語る吉川裕子さん=9月25日、滋賀県長浜市、阪田隼人撮

 東京電力福島第一原発事故で家を追われた福島県浪江町の民話の語り部、吉川裕子
さん(61)が、避難先の関西で事故の体験を語り続けている。「おっかねくて寒い
し、どこに逃げたらいいかわかんねかった。すぐ戻れると思ってたのに――」。ふる
さとへいつ戻れるかはわからない。でも心のふるさとは失いたくないと、福島弁で語
り続ける。
 吉川さんは10年ほど前から福島の学校や福祉施設で地元の民話を語ってきた。自
宅は福島第一原発から7キロ北。東日本大震災で津波の被害は免れたものの、直後の
原発事故で一帯は立ち入り禁止の警戒区域になり、大阪市に住む娘の勧めで堺市の公
営住宅に夫と身を寄せた。後になって、多くの友人らが津波の犠牲になったと知らさ
れた。
 堺市で4月、復興支援イベントに誘われ事故の体験を語った。これを機に各地から
依頼が相次ぎ、関西での証言は30件を超す。

柏・高放射線量地:原発由来の雨水 土壌蓄積…文科省調査
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111024k0000m040065000c.html
高い放射線量が測定された柏市有地。コンクリート製の側溝の壁が破損しており、写
真上から流れてきた水が土壌に漏れだしたとみられる=千葉県柏市根戸で2011年
10月23日(文部科学省提供)
高い放射線量が測定された柏市有地。コンクリート製の側溝の壁が破損しており、写
真上から流れてきた水が土壌に漏れだしたとみられる=千葉県柏市根戸で2011年
10月23日(文部科学省提供)
 千葉県柏市根戸(ねど)の市有地で採取した土壌から1キロ当たり最大で27万6
000ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で文部科学省は23日、現地調査
を行い、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを含む雨水が現場の
側溝から外に漏れ出し、土壌に染み込んで蓄積された可能性が高いとの調査結果を明
らかにした。汚染土壌の投棄といった人為的な要因は否定され、原発事故そのものの
影響の広がりが示された形だ。柏市は文科省と協議し、除染の方法を検討する。
 文科省放射線規制室によると、最も空間線量が高かった地点のすぐ横で、深さ30
センチ、幅30センチのコンクリート製側溝の壁が幅0.5~1メートル程度にわ
たって破損・欠落していた。側溝は雨水を流すために設けられ、現場から下流部分は
市道に沿って掘られている。普段、どの程度の流量があったか不明だが、上流部分に
降った雨が集まって側溝を流れる際、破損部分から漏れ出たとみられる。
 この日の文科省の測定では、高線量の場所を覆っている防水シートをはがした際の
地表部の空間線量は、最大で毎時14.6マイクロシーベルト、地上1メートルでは
同約2マイクロシーベルトだった。防水シート周辺部の最大線量は同0.6マイクロ
シーベルトで、その外側よりやや高かった。
 調査結果について、中矢隆夫・同室長は「一般的に、雨どいの下の線量が高くなる
ように、雨水が集まる場所では線量が高くなる傾向がある。似たような状況の場所は
(首都圏で)他にもあると思う」と述べた。また、放射性物質で汚染された土壌や焼
却灰の投棄の可能性については「少ない」と話した。
 市有地は、戸建ての市営住宅が95年に取り壊され、地元町会が広場として利用し
ていた。今回の問題は、散策中の市民が持っていた測定器の高線量に気付いて市に通
報したのが発端。21日の市の測定では毎時57.5マイクロシーベルトの異常に高
い空間放射線量を記録した。文科省の調査は当初24日を予定していたが、柏市が前
倒しを要請し、23日に繰り上がった。
 地元町会の三上謙吾会長(62)は「想像できない線量だったが、原因がはっきり
して良かった」と話した。近所の無職、大野茂さん(74)は「本当にそういう原因
かなという思いは残る。ちゃんと除染してもらわないと安心できない。早く再開でき
るようにしてほしい」と話した。【早川健人】
 ◇専門家「現状なら健康への影響小さい」
 千葉県柏市で、非常に高い濃度の放射性物質を含む土壌が確認されたことで、同市
民や「ホットスポット」と呼ばれる放射線量が局所的に高い他の地域の住民に不安が
高まっている。専門家は同様の現象が発生しうるとした上で、現状の水準ならば健康
への影響はほとんどないとしている。
 松本義久・東京工業大准教授(放射線生物学)は「柏市は街全体がホットスポット
のようになっているため、今回のような非常に高濃度の土壌が生じたのだろう」と分
析。「ただし、汚染土壌のデータから、内部被ばくの線量などを試算しても健康への
影響はほとんどないと思われる」と語った。
 また、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)を現地調査した笠井篤・元日本
原子力研究所研究室長(環境放射能)は「チェルノブイリ原発事故に比べると、柏市
の値は1~2ケタ低く、汚染範囲もごく狭い場所に限られている。冷静に対応してほ
しい」と呼び掛ける。一方で、「今後も同じような事象が各地で起きる可能性があ
る。文部科学省は放射性物質の濃度だけではなく、健康影響の指標となる放射線量も
一緒に発表すべきだ」と述べた。【奥山智己、永山悦子】
毎日新聞 2011年10月23日 21時46分(最終更新 10月23日 22時45分)

【原発】事故時の操作「問題なし」東京電力(10/22 14:25)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211022024.html
 福島第一原発1号機で事故が起きた際の運転操作について、東京電力は、操作手順
書と照らし合わせた結果、「問題はなかった」という見解をまとめました。
 東京電力の会見:「現時点では、現場の状況などから、操作状況に問題はなかっ
た」
 東京電力は、事故発生直後に手順書がチェックされた形跡はないものの、実際に
行った操作には問題がなかったとして原子力安全・保安院に報告書を提出しました。
しかし、想定を超える津波ですべての電源供給がなくなってからは、手順書通り操作
を実施できる状況ではなかったとしています。手順書自体が妥当だったかについて
は、事故調査委員会の判断を待ちたいとしています。

「住民は東電に騙されるんじゃないか、と思ってる」 原子力損害賠償紛争審査会 
~上~
http://tanakaryusaku.jp/2011/10/0003055
2011年10月20日 23:08 このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブック
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原子力損害賠償審査会で誇らしげに説明する東電・廣瀬常務(手前)。被害者への補
償が、さも順調に進んでいるかのようだった。=20日、文科省。写真:筆者撮影=
原子力損害賠償審査会で誇らしげに説明する東電・廣瀬常務(手前)。被害者への補
償が、さも順調に進んでいるかのようだった。=20日、文科省。写真:筆者撮影=
 東電福島第一原発事故をめぐる損害賠償の枠組みを決める「原子力紛争審査会」の
15回目の会合が20日、開かれた。
 東電の廣瀬直己常務取締役が賠償の現状を説明した。「仮払いについては1,335億
円の振込が済んでいる」「仮払いは中間指針に沿って網羅的に行っている」「被害に
遭った方は漏れなく請求できるように書類を用意した」…誇らしげで淀みない。史上
最悪の原発事故を引き起こした電力会社とは、まるで無関係の人物のような口調だ。

 廣瀬常務はやたらと「中間指針に沿って」を強調した。それもそのはずだ。中間指
針は、賠償金額が格段に膨らむ自主避難者への賠償を含んでいないのである。

 廣瀬常務の説明どおりだったら、被災住民からの夥しい苦情は何なのだろうか。

 大塚直委員(早稲田大学大学院教授・法務)が質問した。「中間指針には慰謝料に
おける生活費の増加分が触れられているが、(東電の)書式にはその欄がない。改良
するつもりはあるのか?」。

 廣瀬常務は次のようにかわした。「『その他』の欄がある。(増加分の欄を)記載
すると『これは良くて、これはダメ』ということになる。先ずはお問い合わせ下さ
い」。
 問い合わせても増加分が認められないから問題になっているのである。子供だまし
にも等しいその場逃れだ。
 大塚委員が「現場の窓口では、『書式にないものは指針に反する』と説明する担当
者もいるようだ」と詰め寄った。廣瀬常務は「誤解を生みかねない対応をして申しわ
けない」と、ようやく東電の落ち度を認めた。
 この後、被災者の法律相談にあたっている渡辺淑彦弁護士が意見陳述した――
 「東電常務の話を聞いて怒りに震えている。交通事故の示談でさえ加害側から『こ
れでどうでしょうか?』と示談を持ってくる。なのに東電は(被害住民が書類を)出
さないとカネを出さない。東電が手伝うと言ってるが、住民は「東電に騙されるん
じゃないか」と思っている…」。
 渡辺弁護士も家族を東京に避難させている(自らはいわき市で弁護士活動を続け
る)。身勝手な説明を終えた東電・廣瀬常務は、この時すでに会場を後にしていた。
自主避難者への補償がこの日のテーマであったにもかかわらず、だ。渡辺弁護士の怒
りも廣瀬常務の耳には届かなかったのである。かりにその場にいたとしても、馬耳東
風で聞き流しただろうが。
 紛争審査会の委員に原子力村の代理人はいても被害者側はいない。東電の賠償額を
少なくするための会議であることを改めて思い知らされる。 (つづく)
自主避難者への補償は中間指針から漏れた。「賠償を求めるのは当然の権利」とア
ピールする自主避難者たち。(同日、文科省前。写真:筆者撮影)

事故後7か月にして初めて自主避難者の意見聴取 原子力損害賠償紛争審査会 ~下

2011年10月21日 21:05
http://tanakaryusaku.jp/2011/10/0003063
紛争審査会で意見陳述する宍戸さん(左)と中手さん。=20日、文科省。写真:筆者
撮影=
 原子力賠償紛争審査会は20日、15回目にして初めて自主避難者の声に耳を傾けた。
「家のローンも始まったばかり。それでも子供たちを守るために避難した…」。伊達
市から札幌市に自主避難した宍戸隆子さん(39才)は、官僚や学識経験者からなる委
員の前で意見陳述した。
 宍戸さんの夫は福島県の県立高校で教師だった。福島第一原発の爆発事故直後の3
月15日に福島の県立高校は合格発表を行った。その日は雨となった。宍戸氏は勤務す
る学校に『生徒を「放射能の雨」に晒してはいけない。合格発表は止めるように』と
要望した。教頭は「県が決定したことだ」と一蹴し、「放射能の雨」が降るなか合格
発表は行われた。
 学校に居辛くなった宍戸氏が校長に「辞めたい」と申し出ると、校長は「退職願い
の書き方を事務長から聞くように」と素っ気なかった。慰留もしなかった。隆子さん
は、原発事故によって家も夫の仕事も奪われたのである。
 「自主避難者の多くは、お父さんが福島に残ったまま。家族とたまに会って別れる
時、一番泣くのはお父さんといわれる。交通費の援助があれば少しは楽になる。二つ
かまど(二所暮らし)の生活は本当に苦しい…」。隆子さんは時々声を詰まらせなが
ら訴えた。
 隆子さんと共に意見陳述したのは、「子供たちを放射能から守る福島ネットワー
ク」代表の中手聖一さんだ。
「自主避難者は最初、変人扱いだった。政府もマスコミも『大丈夫、ただちに健康に
影響はない』と言ってたから。だがネットでチェルノブイリの情報と照らし合わせて
みるとおかしいんじゃないかと思うようになった。変人と思われなくなったのは、政
府と東電の信用が落ちて行ってから」。
紛争審査会に臨む宍戸さん。「自主避難者への損害賠償を認めてもらうことは自主避
難の権利を認めてもらうこと。福島に残っている人たちの避難が加速する」。(同
日、文科省前。写真:筆者撮影)
紛争審査会に臨む宍戸さん。「自主避難者への損害賠償を認めてもらうことは自主避
難の権利を認めてもらうこと。福島に残っている人たちの避難が加速する」。(同
日、文科省前。写真:筆者撮影)
 福島市の瀬戸孝則市長は、宍戸さん、中手さんに先立って意見陳述をした。「今度
の原子力災害では国に適切な法律がなく、県と市に経験がなかった(中略)交通事故
と放射能は違う。時間がかかるほど(被害は)大きくなる(中略)自主避難者は福島
県で5万人、福島市で1300人もいる。来年の小学校入学者は去年の半分ほど(中略)
正しいアドバイザーがほしい。毎日毎日、放射能の話をするのにも限度がある」。
 東電が原発事故を起こし、政府とマスコミが安全デマを流した。政府は補償範囲を
狭めたいために適切な処置をとらなかった。宍戸さん、中手さん、瀬戸市長の話から
改めて思い知らされる。
 中手さんは陳述の最後に声を振り絞るようにして訴えた。「(マスコミ報道で)十
分に理解したから避難したのではない。わからないから大事をとって避難したんで
す。できるだけ(避難した時期で)分けないでほしい。国は可能な限り踏み込んでほ
しい。そうすれば、我々はどれだけ救われることか」。
 紛争審査会の出す助言を東電がすんなり受け入れるとは考えにくい。また、「審査
会の助言に従うよう」政府が東電を指導するとは考えにくい。マスコミが東電を批判
することはもっと考えにくい。  
 政府とマスコミが東電に大甘なため、自主避難者は追い詰められた状況にある。紛
争審査会が思い切った結論を出さなければ、さらなる悲劇が起きる。



建設休止の大間原発公開=再開見通せず―Jパワー
http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_329901
2011年 10月 23日 21:36 JST
 Jパワー(電源開発)は23日、東日本大震災後に建設工事を休止している大間原
発(青森県大間町)を報道陣に公開した。東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発
を求める世論が高まる中、工事再開の見通しは立っていない。予定していた2014
年11月の運転開始は厳しくなっている上、政府のエネルギー政策の方向性次第では
中止に追い込まれる可能性もある。
 大間原発のマスコミ公開について同社は原則としてこの時期、毎年実施している。
 同原発はJパワーにとって初めての原発で、計画出力は国内最大級の138万30
00キロワット。08年5月に着工した。工事の進捗(しんちょく)率は37.6%
で、建物の基礎工事を終え、震災発生時は原子炉格納容器の設置作業を進めていた。
 
[時事通信社]

【原発】東電への賠償金請求が1万件超え(10/22 00:05)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211021049.html
 東京電力の西澤社長は、福島第一原発の事故による賠償金について、個人向けの
請求書が1万件を超し、本賠償の支払い合意額は248億円に上ったことを明らかにしま
した。
 東電は先月半ばから、原発事故の被害者に対して損害賠償の支払いを始めていま
す。すでに仮払いで1335億円を支払っていますが、20日までに個人は50件で1億円、2
つの法人と1事業者は247億円、合計248億円の金額で合意しました。また、観光被害
への賠償で、売上高の減少分の20%は地震や津波の影響だとして一律に差し引くとし
ていましたが、これを見直すことも発表しました。

<佐賀・玄海町長>実弟の建設会社、発電体験施設も落札
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111022-00000006-maiall-bus_all
毎日新聞 10月22日(土)18時7分配信
 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町が発注した次世代エネルギーパーク(仮
称)の建設工事を、同町の岸本英雄町長の実弟が経営する建設会社「岸本組」(本
社・同県唐津市)が落札したことがわかった。工事は同原発のプルサーマル発電受け
入れに伴う県核燃料サイクル補助金を活用した事業で、総合評価簡易型の条件付き一
般競争入札で実施された。
 岸本組については既に九電発注の原発関連工事や原発関連交付金による町発注の工
事を多数受注していたことが指摘されている。
 エネルギーパークは太陽光発電や水素燃料について学べる体験型の施設。10年5
月の町の発表では、敷地面積は約3万3500平方メートルでバーベキュー広場やふ
れあい農園、水素燃料で走るカートなども備え、総事業費は14億7000万円を予
定していた。入札募集の公告によると、今回入札があったのはパーク内の鉄筋コンク
リート製施設(延べ2600平方メートル)の建設工事で、工期は11月初旬から来
年12月下旬までとしている。
 総合評価簡易型の条件付き一般競争入札は、価格のほかに工事実績や地域内での実
績など8項目を点数化し、さらにヒアリングの評価も加えて落札業者を決めるもの
で、19日に実施した。応札した2社のうち岸本組が落札した。
 岸本町長は「他の入札と同じように法に基づいて実施しており、おかしなところは
ない」と話している。【竹花周、原田哲郎】

もんじゅ廃止の是非検討 「政策仕分け」分野判明
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102101000781.html
 高速増殖炉原型炉もんじゅ=6月、福井県敦賀市
 政府の行政刷新会議が11月下旬に実施する「提言型政策仕分け」の対象分野が2
1日、判明した。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃止を含め原子
力研究開発の是非のほか、原発を抱える自治体向けの電源立地地域対策交付金の在り
方も対象に盛り込まれた。生活保護基準や、民主党マニフェスト(政権公約)の目玉
政策の一つである農家の戸別所得補償制度も議論する。
 東京電力福島第1原発事故を受け、もんじゅ廃止を求める意見は強まっている。核
燃料サイクルの中核と位置付けられるもんじゅ廃止の方向性が打ち出されれば、核燃
サイクル事業全体に影響が出るのは必至だ。
2011/10/22 02:02 【共同通信】


2011年10月24日付
2011/10/23 22:00 NIKKEI
原発30キロ圏、踏ん張る日本化学産業
 東京電力福島第1原子力発電所の20キロ~30キロメートル圏内で企業の生産活動が
戻りつつある。福島県の鉱工業生産指数は8月に生産が2カ月ぶりに前月比で上昇し
た。導電材料やガラス添加剤など様々な化学薬品の原料を生産する日本化学産業の福
島工場もそのひとつ。従業員の要望に耳を傾け、独自の基準で放射線の被曝(ひば
く)量を管理しながら、現地の雇用維持に取り組む。緊急時避難準備区域の解除から
約2週間たった10月中旬に同工場を訪ねた。
[News Edge面]


島根原発を追う:避難方法の模索/上 防災連絡会議中間報告 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20111021ddlk32040565000c.html
 ◇道幅、高齢者…検討課題は山積 20キロ圏はバスが有力
 中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)で重大事故が発生した場合の避難をめぐる
動きが加速している。島根、鳥取両県と原発30キロ圏の6市で作る「原子力防災連
絡会議」は9月に中間報告を公表。住民も自主的な避難の計画を練り始めた。事故が
起きたとき、住民が安全に避難する道はどこまで確保されるのか。【曽根田和久】
 「どげして逃げっだ?」。松江市鹿島町片句の自治会長の山本建夫さん(65)は
福島第1原発事故以降、こんな言葉で話しかけられることが多くなった。暮らすのは
島根原発から最も近い集落で、直線で1・5キロだ。
 事故はテレビで見た。「びっくりもびっくり。声も出んもん。言葉なしだわ」。島
根原発のこともすぐに頭に浮かんだ。その後、さまざまな安全対策の説明を受けた
が、「いくら安全と言われても、地元はやっぱり心配。避難の仕方も勉強しない
と」。そんな思いがこびりついた。
  ◇
 福島第1原発と同規模の事故が発生した場合、原子力防災連絡会議が想定する避難
範囲は原発から20キロの範囲内。中間報告は、この範囲について、「可能な限り渋
滞を避け効率的な避難を実現していくためには、輸送手段としてはバスが有力であ
る」と明記する。
 例示されたシナリオはこうだ。3キロ圏では、各地区に設ける一時集結所に集合
し、バスで各地の避難所へ向かう。3~20キロ圏では、バスで最寄りの駅へ移動。
JRなど鉄道に乗り換え避難する--。
 バス事業者などが加盟する県旅客自動車協会(松江市)によると、県内のバス事業
者は加盟社だけで乗り合いバス7社、貸し切りバス40社。島根運輸支局によると、
先月時点で11人乗り以上のバスは県内に1758台だ。
 もちろん、すべてが事故時にすぐかけつけるという訳ではない。県原子力安全対策
課は「今後の検討課題。バス輸送の支援については、国への支援検討を要請する」と
話す。
  ◇
「バスはどげしてくる?」。中間報告の内容を知り、山本さんは首をかしげた。片句
の住民全員が乗ることを想定すれば、バスは少なくとも大型が5台以上必要だ。集落
へ続く道路は道幅も狭い。複数の大型バスがUターンする場所を確保できるかも不安
だ。広いスペースのある鹿島総合体育館の近くまで歩くことも考えなければならない
が、集落で暮らす約300人の半数は高齢者。山本さんは苦笑いして、つぶやいた。
「筋書き通りにはいかんがね」
毎日新聞 2011年10月21日 地方版


島根原発を追う:避難方法の模索/中 戸惑う自主防災組織 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20111022ddlk32040576000c.html
 ◇「福島受けた訓練必要」
 大規模な災害が起きた時に地域住民の安否確認や安全な避難誘導を担う自主防災組
織。福島第1原発事故以降は、原発事故時の協力も求められる。
 松江市役所で13日に開かれた市自主防災委員会役員会。テーマは「原子力防災の
現状」だ。会議資料には福島の避難範囲を松江市に当てはめ、「ほぼ松江市全域が該
当する。市民全員が避難を行わねばならなくなる」と記述されていた。
 質疑応答で委員の一人がこう切り出した。「県庁も市役所も原発から10キロ以
内。自主防災組織には市からの情報が必要だ。混乱しないのか」。担当者は応じた。
「市も県も、住民が避難するまではその場で対応する」。ほかにも原発防災への質問
が相次いだ。
  ◇
 松江市鹿島町の古浦地区では、原発事故より前の昨年11月、自主防災組織が作ら
れた。自治会長の亀城(かめぎ)幸平さん(61)は「市町村合併以降、地域を知る
行政職員も減った。災害時の『公助』は時間がかかる。やはり『自助・共助』だ」と
結成の理由を説明する。
 地区人口は約1000人。「全員の命を守る。これが一番しないといけないこと」
と亀城さん。原発事故への対応については「県と市の方向性が出てから決めたい」と
いうが、「どう訓練していくか考えなければ。市は避難道路の整備を急いでほしい」
と訴えた。
  ◇
 松江市鹿島町の御津地区では事故以降に設立への動きが活発化した。区長の田中源
一さん(62)によると、きっかけは高齢化だ。この地区は1人暮らしのお年寄りが
30人。80歳以上も約90人いる。消防団もあるが、ほとんどの団員は地区外で働
く。平日の昼に参集できる団員はたった3人だ。今は、津波の心配がない場合は、眼
前に広がる日本海へ船で避難することも考えている。「平時のうちに、自衛隊や海保
に避難体制を作っておいてもらわないと」
 田中さんは実効的な避難計画を立てたいと考えている。その根底にあるのは、数年
前の原子力防災訓練の記憶だ。参加要請は数日前。当日、予定時刻に放送があり、指
定場所へ向かうと、バスが待っていた。市の中心部へ「避難」し、放射性物質のスク
リーニング。原子力関連の講演を聴いて、弁当をもらって、地区へ戻った。
 田中さんは言う。「事故の時にバスが待機しているわけもない。緊張感のない訓練
は必要ない。これからは福島を受けた訓練をしなければ」【曽根田和久】
毎日新聞 2011年10月22日 地方版

島根原発を追う:避難方法の模索/下 「30キロ圏に拡大」の指針案 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20111023ddlk32040344000c.html
 ◇防災無縁の地域に困惑
 内閣府の原子力安全委員会は今月20日、原発から半径8~10キロに設定されて
きた防災対策重点地域(EPZ)について、国際原子力機関が提唱する「緊急防護措
置区域(UPZ)に変更し、規模も半径30キロ圏に拡大する指針案を示した。今
後、範囲拡大が正式決定すれば、全国の自治体でも避難計画の策定が進むことにな
る。
 島根原発(松江市鹿島町片句)の周辺ではすでに20キロ圏について、どのように
避難をするか策定が始まっている。国の動きによって変更の可能性はあるが、今のと
ころ松江市内では、美保関、東出雲、八雲、宍道各町の一部を除いて、大部分が20
キロ圏に入る。EPZの外で、これまで原発に関する防災の取り組みとは無縁だった
地域からは戸惑いの声が聞こえてくる。
  ◇
 原発から15キロ以上離れた松江市八雲町。安来市、奥出雲町を経て広島県へと通
じる国道432号を外れ、市八雲支所周辺に入ると、のどかな農村の風景が広がる。
 「北の方の話だと思っていた」。支所近くの同町西岩坂で畑の手入れをしていた女
性(82)は、重大な事故が起きた場合に自分も避難しなければならないことに驚い
た。
 夫とは数年前に死別。同居する息子夫婦も市内の別の地域で働いている。昼間は一
人っきりだ。福島の事故や避難計画のニュースにも関心を持つが、「どうにもならん
のでね、事故がないようにやってもらうことだ」
 同町の熊野地区の女性(52)は自宅が半径20キロラインの近く。結婚するまで
は松江市内中心部で暮らしたが、そのころから原発についてあまり気にすることはな
かった。「九州に親戚がいるので、そこへ避難するか……。まさか自分も対象になる
とは思わなかった」と、戸惑いを隠さない。
  ◇
 周辺部の避難はどうなるのか。松江市八雲町自治会連合会の副会長で市自主防災委
員会の常任委員の清水和人さん(61)は「20キロ圏から外れたといっても、圏内
に仕事だって買い物だってある。避難はしなければならないだろう」と推測する。最
も心配するのは、避難者による渋滞。「市内の人はマイカーで国道を使い広島を目指
すだろう。ぼやぼやしていると逃げられないかもしれない」
 これまで考えてもみなかった原発事故での避難。多くの住民が困惑と不安を抱えな
がら避難計画策定の行方を見守っている。【曽根田和久】
毎日新聞 2011年10月23日 地方版

停止原発も課税、福井県が核燃料税率引き上げへ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111021-OYT1T01217.htm
 福井県は21日、停止中の原発にも課税できる全国初の「核燃料税」税率引き上げ
について、総務相の同意が得られ、11月10日から適用すると発表した。
 税率は12%から実質17%となり、関西電力など3電力事業者から、5年間で約
600億円の税収を見込む。再稼働の見通しがたたなくても、安定して税収が確保で
きるようになる。
 核燃料税は、県が全国に先駆けて1976年に導入。今回の引き上げは今年7月に
同県議会で可決された条例に基づくもので、原子炉に装填する核燃料の価格に応じて
課税する「価格割」の現行方式に、原子炉の規模に応じて課税する「出力割」を組み
合わせる。
(2011年10月21日23時49分 読売新聞)

誤った手順書で補修し原発自動停止 九電玄海4号機
http://www.asahi.com/national/update/1022/SEB201110220003.html
 九州電力玄海原発4号機(佐賀県玄海町)が補修作業中に自動停止した問題で、九
電は21日、現場の作業員が誤った手順書を元に補修作業をしたのが原因と発表し
た。その結果、発電用タービンを回した蒸気を水に戻す復水器でトラブルが発生し、
原子炉が自動停止したという。
 九電は同日、原因と再発防止策をまとめた報告書を国に提出した。4号機は12月
に定期検査に入る予定だが、検査前の運転再開について九電原子力発電本部の豊嶋直
幸部長は「国の判断を仰ぎたい」と述べるにとどめた。
 発表によると、問題の作業は、復水器を真空状態に保つためにタービン部分に蒸気
を送り込む弁の部品交換で、今月4日に九電と関連会社で実施した。九電社員が感電
防止のため、その弁の制御ケーブルを引き抜いたところ、蒸気の圧力を制御する弁を
閉めるプログラムが作動した。蒸気が送りこまれず、復水器に空気が入ってしまっ
た。


原発防災対策30キロ圏に拡大 14市町村106万人対象
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20111021-OYT8T00181.htm
避難計画策定に困惑も
 原発事故に備えて防災対策を重点的に講じる地域(EPZ)について、内閣府原子
力安全委員会の作業部会が20日に示した素案は、従来の「半径8~10キロ」から
「30キロ」に拡大した「緊急時防護措置準備区域(UPZ)」が新たに定められ
た。日本原子力発電東海第二発電所(東海村)を抱える本県は、UPZに14市町村
の約106万人が含まれ、全国の原発周辺地域で最多となる。福島第一原発事故を受
け、関係自治体からはEPZの拡大を歓迎する一方、避難先や避難方法のめどが立た
ないことに戸惑いの声も上がった。

 東海第二原発から、水戸市の県庁と県警本部までは約20キロ。半径30キロのU
PZには約27万人の人口を抱える県都・水戸市がすっぽりと入る。UPZでは、各
自治体に周辺住民への情報連絡手段の確保や避難経路の設定、避難計画の作成などが
求められる。県原子力安全対策課は「対象人口があまりに多く、様々な課題をクリア
しないといけない。専門家の意見を聞き、なんとか構築していきたい」と近く検討会
を開く。

 水戸市は市東部地域が大洗町の高速実験炉「常陽」から8キロ圏内にかかるため、
避難計画を策定していた。高橋靖市長は「非常に重大な問題。国や県に広域的な避難
の対策について指針を示してほしい」と要望する。

 日立市は約19万人の市内全域がUPZ内に入り、対象人口も倍増する。市生活安
全課は「市全域が避難対象になれば市外に避難場所を探す必要がある。一つの自治体
で対応できるレベルではない」としている。人口約15万人のひたちなか市は「周辺
人口が100万人もいるとすると想像を絶する」(生活安全課)と困惑する。

 原子力災害に備えた避難計画などを初めて策定する自治体には戸惑いが広がる。大
子町総務課は「防災対策の自治体任せは困る。国や県に安全に避難できる方策を示し
てほしい」と頭を抱える。常陸太田市総務課は「原発の立地自治体だけでなく、周辺
自治体にも原発に関する情報提供を行うよう日本原電に働きかけてほしい」と国や県
に要望する。

 「EPZが見直されて良かった」と歓迎するのは高萩市や那珂市。高萩市総務課は
「災害対策の観点からすれば、対象が広がったのは前進。国や原子力事業所は、情報
開示を進めてほしい」とした。那珂市環境安全課の担当者は「原発事故後半径8~1
0キロは狭いと感じていた。対象区域の拡大は歓迎したい」とした。

 一方、原発立地自治体の東海村では、村上達也村長が「半径30キロ内の100万
人が避難するのは物理的に不可能」として国に廃炉を提案しており、原子力政策を担
当する前田豊・村理事は「具体的な対象地域の案が示されたので、本当に避難計画が
作れるか、立地地点として適切かを国や事業者や地域が考えていかないといけない」
と述べた。
(2011年10月21日 読売新聞)


田原総一朗「ダメだ!」 東電めぐる議論で山本太郎を一喝
http://news.nicovideo.jp/watch/nw132648
ニコニコニュース(オリジナル) 2011年10月20日(木)21時38分配信
東京電力のあり方をめぐり議論は白熱
 田原総一朗氏は2011年10月20日、「反原発」を訴え続ける俳優・山本太郎氏と対談
した。福島第1原発事故の賠償金を早急に支払うべきだと語る山本氏に、「復興増税
に反対する自民党が悪い。自民党は民主党が潰れればいいんだから」と田原氏。これ
に山本氏が「自民も民主も元は同じ」と語ると、田原氏は「気楽なことを言うな」と
たしなめ、直後に「ダメだ!」と一喝した。
 このやりとりはニコニコ生放送「田原総一朗 談論爆発!」でのもの。福島第1原発
事故を引き起こした東京電力は「潰れないと困る」と語る山本氏に、司会の田原氏は
東京電力だけで賠償金を賄うことはできないと指摘し、「東電を国有化する動きがあ
る」とした。それでもなお、東京電力に否定的な意見を述べ続ける山本氏に田原氏
は、「国と東京電力がつるんで『東京電力を生かそう』としている事実はない」とけ
ん制。これに山本氏は、「へー、びっくり」と抑揚のない調子で応じた。
 さらに、田原氏が復興の増税に反対し民主党が潰れることを目論む「自民党が悪
い」と語ると、山本氏は「民主党も自民党も元は同じ」と持論を展開。田原氏が「あ
なたはそう気楽なことを言うけどね・・・」と言うと、山本氏は「気楽なことを言わせ
てくださいよ」と冗談混じりに返した。すると田原氏は、
「ダメだ!」
と山本氏を一喝。政府に無関心でいる態度に怒りをあらわにした。山本氏は「政府が
やっていることは国民をまったく無視している」と反論。互いの意見はぶつかり続
け、議論は白熱した。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 田原氏が「ダメだ!」と一喝する部分から視聴 - 会員登録が必

http://live.nicovideo.jp/watch/lv67148635?po=news&ref=news#39:30
(土井大輔)


原発事故「最後の仕事として追究して」 山本太郎×田原総一朗 対談全文
1/11ページ
http://news.nicovideo.jp/watch/nw133151
ニコニコニュース(オリジナル) 2011年10月21日(金)18時11分配信
 「反原発」を訴え続ける俳優・山本太郎氏は2011年10月20日、ニコニコ生放送に出
演し、ジャーナリストの田原総一朗氏と対談。東京電力と福島第1原発事故をめぐる
問題について、田原氏に自身の主張や疑問をぶつけた。田原氏は「言っていることは
自分とそんなに変わらない」と山本氏の主張に耳を傾けたが、時に山本氏の疑問を
「謀略論。ばかばかしい」と一蹴したり、また「デモに行くとやっぱりダメ」と突き
放した。さらに「自民も民主も元は同じ」と政府に対して投げやりな物言いをする山
本氏に「気楽なことを言うな。ダメだ!」と一喝する場面もあった。

 反原発を訴えたことで周囲に迷惑が及ぶことを考慮し所属事務所を退社した山本氏
と、35年前に著書『原子力戦争』を書いたことでテレビ局を離れたという田原氏。対
談の終盤には山本氏が、原発事故問題を含みながら、77歳の田原氏に「最後の仕事と
して、腐った世の中を追究してください」と懇願。田原氏は「まず大晦日の"朝まで
生テレビ!"に出てくれ」と応えた。

 以下、両氏の対談を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送]全文書き起こし部分から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv67148635?po=news&ref=news#00:03

■ワイドショーが「VTRで出てくれ」という時は出ない方がいい

田原総一朗氏(以下、田原): "こんにちは"か"こんばんは"かよく分からないんだ
けど、田原総一朗です。よろしくお願いします。

アシスタント: こんにちは、アシスタントの佐々野宏美です。「田原総一朗 談論
爆発!」。この番組は、常にジャーナリズムの第一線に立ち続けている田原総一朗が
ゲストと徹底討論していきます。それでは、本日のゲストの方をご紹介いたします。
俳優の山本太郎さんです。よろしくお願いいたします。

山本太郎氏(以下、山本): よろしくお願いします。

田原: よろしくお願いします。

山本: 番組の始まる直前に、田原さんが「これ生だよね」って(笑)。よろしくお
願いしますよ、本当に。生ですから。

アシスタント: 4回目なんですけどね。では山本さんのプロフィールをここでご紹介
させていただきます。兵庫県宝塚市出身で、現在36歳でいらっしゃいます。芸能界入
りのきっかけは、高校在学中に出演したテレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレ
ビ!!」。

山本: そうですね。

アシスタント: この中の一般人がオリジナルのダンスを披露する「ダンス甲子園」
というコーナーに出場しました。個性的で強烈なパフォーマンスがウケて全国にその
名を轟かせることになりました。そして1992年には、テレビドラマ「しあわせの決
断」で俳優デビュー。その後、素朴な青年からチンピラ役までこなす幅広い演技力が
認められまして、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」、映画「バトル・ロワイア
ル」、大河ドラマ「新選組!」など、数々の作品で俳優として活躍されます。気が付
けば、デビュー以来出演してきた作品は50本を越えまして、今では映画・ドラマには
欠かせない俳優となりました。

 しかし俳優として順調にキャリアを積み上げていた山本さんに、大きな心の変化が
訪れました。きっかけは、今年3月11日に発生した「東日本大震災」。震災発生後、
福島第1原発の放射能事故に苦しむ人々の姿を見て思い悩んだと言います。そして4月
9日、ご自身のツイッターで「黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ」と発言し、翌日に
は東京・高円寺で行われた反原発デモに参加しました。その後、再びツイッターで原
発関連の発言が原因で、7月から予定されていたドラマの仕事を降板することになっ
たと発言。これが芸能界に大きな波紋を広げまして、ワイドショーに大きく取り上げ
られると、山本さんは事務所に迷惑を掛けるわけにはいかないと、所属事務所を退
社。そして現在は、俳優としてフリーランスで活動する一方、反原発を訴えてデモや
講演会などに積極的に参加されています。

 本日は、そんな山本太郎さんにいろいろとお話を伺っていきます。番組では皆さま
からのメッセージもお待ちしております。テーマは、山本太郎さんに聞きたいことで
す。番組ページにあります投稿フォームからお送り下さい。それでは参りましょう
「田原総一朗 談論爆発!」。

田原: よろしくお願いします。

山本: よろしくお願いします。

田原: ところで、その山本さんの発言がワイドショーや何かに問題になって、ワイ
ドショーから出てくれとは言われないの?

山本: しょっちゅう言われますよ。

田原: 出ないの?

山本: なんか結局、芸能人の離婚とか結婚とか、なんかよく分からない付き合って
いる付き合っていないとか、そういう目線で切り取られるのが嫌だと。

田原: そんなものは、テレビっていい加減なものだから。

山本: (笑)。大先輩がそんなこと・・・。

田原: 大体、下品なものだからいいじゃない。デモもいいと思うけど、テレビに出
て「原発はよくないよ。なぜならばこうだ」と言えばいいじゃない。

山本: そうなんですよ。ちょうど生放送で出られるという機会がタイミング的にな
かなか無かったんですよ。それでなかなか出られなかったという部分もあるんですけ
ど。

田原: ワイドショーって生じゃないの?

山本: 生でやっているんですけど、例えば、生放送でやっている時間帯と僕が別の
ことで重なっていたりとかというタイミングですね。だから出来れば、ロケを行かし
てくれてスタジオにも出させてもらえるという形だったら僕も勉強になるし、皆さん
にも勉強してきたことを見ていただけるという場があればいいなと思っていたんです
けど。

田原: ロケをやっぱり一緒に出してくれないと出ない。

山本: というスタンスだったんです。

田原: 贅沢だな。

山本: そうですか(笑)。

田原: だって反原発と、原発がよくないと言いたいんでしょう。それを言えばいい
じゃない。

山本: うん。でも大抵ワイドショーから生出演の依頼が来るのは、何か事件があっ
た時なんですよね。事件というかそういう話題が盛り上がった時というか。でも次か
らそうします。時間の調整を付けるようにして。電話だけでもという話もあるんです
けど、電話じゃ何も伝わらないじゃないですか。

田原: そりゃそうだ。

山本: だから実際にスタジオに足を運んで、言えるような環境があるんだったら言
いたいですね。

田原: それから、ワイドショーがVTRで出てくれという時は出ない方がいいよ。

山本: VTRですか。

田原: どう編集されるか分からないから。

山本: ああ。

田原: 生でスタジオへ出るというのは、出て言えばいい。

山本: それは「朝生」(朝まで生テレビ!)に誘っていただいているんですか。

田原: ああ。まだ今日プロデューサーには言っていないけど、それは出てほしい
し、そう言います。12月31日の夜中、福島で原発を考えてやるんですよ。

山本: いいですね。

田原: ぜひ出てください。

山本: でも、朝生いつも見てたら不完全燃焼なんですよ。多分出てる人も言いたい
ことを言えなくて不完全燃焼じゃないですか。いろんな思いを持った人たちが集まっ
ているからしょうがないんですけど、この番組に出ることになったら、多分放射線よ
りも先にガンになるんじゃないかと思いますよね。

田原: えっ。

山本: (笑)。冗談です。悪い冗談です。

田原: 朝生はそれでも3時間あるんですよ。もともとは5時間番組だったの。僕がだ
んだん歳とってきて5時間もたないから、申し訳ないけど短くなったんだけど。3時間
です。ぜひ出て下さい。

山本: はい。





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2011年10月24日 Posted byあはは星人 at 01:33 │Comments(0)★情報★

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